飲食店のインフルエンサーマーケティング~効果的に広告を打つための9つの戦略~
飲食業界でもよく耳にするようになった、インフルエンサーマーケティグですが、実際にインフルエンサーを使ったマーケティング戦略をあなたのお店に導入するにあたり、ある程知識として持っておいたほうがいいこと、また事前にインフルエンサーについて調査する必要性がある考え、本記事を書いています。
グルメサイトの費用対効果が期待できなくなっている今(2019年)、新しいWEB上での露出の仕方をしていかなければなりません。
インフルエンサーマーケティングは平たく言ってしまえば、影響力のある人の口コミです。有効活用することにより、グルメサイト掲載や店頭呼び込みなどよりも遥かに効果のある戦略だと考えます。
効果的に広告を打つために、飲食店のインフルエンサーマーケティング戦略とはどいういうものなのかを解説していきます。それでは参りましょう、飲食店のインフルエンサーマーケティング~効果的に広告を打つための9つの戦略~です。
飲食店のインフルエンサーマーケティングとは?
まずインフルエンサーマーケティングとは?というところから解説します。
以下wikiより
引用元:wikipedia
親和性の高い、相性のよいインフルエンサーを探す
グルメインフルエンサーは多数存在します。 ジャンル問わず総合的に食べ歩きをしているインフルエンサーやカテゴリ、商品に特化して紹介しているインフルエンサーも存在します。
まずはあなたのお店の紹介したい商品(何かに特化していることが望ましいですが)に合うであろうインフルエンサーを探します。
探し方はいくつかありますができればぜひインスタグラムで直接探しましょう。インフルエンサーマーケティングを商品にしているコンサル企業やマーケティング会社にお願いするのも悪くはないのですが、やはり自信の目で合う合わないの見極めは先にしたほうがいいと考えます。
各SNSのインサイトにはフォロワーの属性を見ることができます。
自社のイメージする顧客層と合うインフルエンサー、もしくはインフルエンサーのフォロワーの属性を調べてみましょう。どうしても検討がつかない場合はぜひ弊社にご相談ください。下記に問い合わせフォームを用意してあります。
フォロワー数やインプレッション数から1ユーザーあたりのアプローチ単価を算出する
では実際にインフルエンサーマーケティングをお願いしたいインフルエンサーが見つかったら以下の項目について調べてみましょう。
1.インフルエンサー所有のアカウントすべてのフォロワー数
2.運用SNSアカウントのユーザーアクション数
3.一月分の投稿数
1.インフルエンサー所有のアカウントすべてのフォロワー数
例えば採用したいインフルエンサーが、、、
Twitter→1万フォロワー
Facebook→友達8,000人
Instagram→2万フォロワー
いた場合、単純に38000人に投稿を届けることができますね。またインサイトをよく見ている方ならおわかりだと思いますが、インプレッション(閲覧数)はその数を遥かに超えます。
2.運用SNSアカウントのユーザーアクション数
依頼したいインフルエンサーに問い合わせを入れる時はインプレション数も確認しましょう!実際はこの数字が一番大事です。つまりこれが拡散力です。ある意味ではインフルエンサーの強みでもあります。
3.一月分の投稿数
こちらはアカウントをチェックすれば調べることができます。少なくとも1日1投稿はしているインフルエンサーを選びましょう!
あとはかかる経費(インフルエンサーに支払う費用)を1や2の数字で割れば1ユーザーあたりのアプローチ単価が出ますね。
グルメサイト掲載費用と比較しよう
ではその数字を基に、あなたのお店が掲載しているグルメサイトの閲覧数と比べてみましょう。
一ヶ月の閲覧数、もしくは年間の閲覧数を調べます。支払っている掲載費(月次や年次)を閲覧数で割れば上述のインフルエンサーを使った場合の1ユーザーあたりのアプローチ単価が出ます。ぜひたっぷり比べてみてください。ここはしっかり時間をかけるところです。
例えば1.インフルエンサーにかかる費用を5万円、インプレッションは14万PV、2.グルメメディア掲載費用5万円/月、閲覧数は3万PVだったとします。
2.グルメメディア利用の1ユーザーへアプローチできる単価は1.6円
また実際に予約獲得できた人数で想定客単価を出せば、掲載費をその数字で割ることでシンプルに広告比率(費用対効果)が出せますね。しっかりと現状の数字をおさえておきます。
ナノインフルエンサー、マイクロインフルエンサーを使おう!
インフルエンサーマーケティングを導入していくにあたり、必ずしも有名なグルメインフルエンサーや有名グルメYoutuberを起用する必要はありません。一生懸命地道に投稿を続け、着々とフォロワー数、いいね数、インプレッション数を獲得しているインフルエンサーはたくさん存在します。下の図を見てみましょう。
フォロワー数 | リーチ数 | エンゲージメント率 | |
トップインフルエンサー |
100万人以上 | 多 | 低 |
ミドルインフルエンサー |
10万人以上 |
↑ | ↑ |
マイクロインフルエンサー | 1万人以上 | ↓ | ↓ |
ナノインフルエンサー | 1万人以下 | 少 | 高 |
大きく分けて4ランクにインフルエンサーは分類されます。トップインフルエンサー、ミドルインフルエンサーは芸能人クラスのアカウントです。中にはグルメインフルエンサーも存在します。
トップインフルエンサーから順にエンゲージメント率が下がっていくのはフォロワーの多様性によるものです。フォロワーが増えていけば多種多様な属性が存在します。
実際に飲食店でインフルエンサーマーケティングをする場合、まずはミドルインフルエンサーに属するグルメブロガーを選ぶのではなく、あなたのお店と親和性の高いマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーにお願いすることをおすすめします。
中にはカテゴリに特化したインフルエンサー(肉、寿司、パンケーキ、レモンサワー、納豆etc…)もいます。専門性の高いインフルエンサーを起用することで上記の表のようにエンゲージメント率(いいね、フォロー、ウェブサイトリンク、予約リンク、電話、地図を踏まれ率)が高くなるのです。
目的に合ったインフルエンサー起用をしましょう。
実際に取り上げてもらった後のユーザーフローを構築する
せっかく経費を使ってインフルエンサーにあなたのお店を取り上げてもらうのですから、取り上げられたあとのことを考えましょう。紹介してもらえるのは画像だけではありません。お店の電話番号や予約リンク、ハッシュタグや@メンション等、その投稿を見たユーザーがあなたのお店までたどり着ける動線となる情報を掲載してもらいましょう。
【Instagramの場合】
お店や関連性の高いハッシュタグ
お店の@メンション
フォロワー1万人以上のインフルエンサーならストーリー投稿に貼るリンク
その他記載してもらいたい説明文等
【Twitterの場合】文字数140字以内
お店や関連性の高いハッシュタグ
お店の@メンション
予約リンク
お店や関連性の高いハッシュタグ
お店の@メンション
予約リンク
その他記載してもらいたい説明文等
予約リンク
店舗情報
GMBの地図リンク
その他記載してもらいたい説明文等
インフルエンサー使用による風評被害打破
例えばグルメサイトや他のレビューサイトの口コミに、低評価や悪いことを書かれた場合にも有効活用できます。インフルエンサーのインスタグラムやTwitterの投稿を見てからグルメサイト等で悪い口コミを見るのとそうでないのとではユーザー側が受ける印象が違います。
影響力のあるインフルエンサーの意見は絶大です。
また広告宣伝してもらったインフルエンサーに何か問題が起きた場合、ある程度悪い影響がお店側も受けるということを認識しておきましょう。
食べログレビュアーの話はよくご存知かと思います。ここでは敢えて触れません。
インフルエンサー起用はライフタイムバリュー
ライフタイムバリューという言葉をご存知でしょうか?ぜひこの機会に意味を覚えて頂き、あなたのお店の経営に役立ててください。
以下wikiより
顧客生涯価値(こきゃくしょうがいかち、Lifetime Value、LTV)とは経営学用語の一つ。企業にとってある一人の顧客が生涯にわたって企業にもたらした価値の合計を言う。
企業にとっては、一人の顧客から得た利益は大きくなることがあるが、そのような場合に一人の同じ顧客を維持するために相当の費用をかけている場合がある。このような場合の一人の顧客が生涯に企業にもたらした利益の総額から、一人の顧客を維持するために支払った費用の合計を引いた数値を顧客生涯価値と言う。この概念が多く用いられている場合は、企業にとっては顧客の新規開拓を行うよりも、現状の顧客を維持させるほうがさらに多くの利益をもたらすであろうと想定が成り立つ。新規の需要が獲得しにくくなった成熟市場でこの概念が特に多く用いられている。
引用元:Wikipedia
少し難しいかもしれませんが例えばの話を書きます。
あなたのお店がTVに広告を打ちました。その際の費用対効果はおそらくとてつもなく大きものだったかもしれませんがあくまで一時的にマス(その他大勢の人)に訴えることができただけです。
しかしながらインフルエンサーマーケティングは、、、
2.TV番組のように見れなくなることがない(投稿等のコンテンツが残る)
3.そのコンテンツはある程度の期間稼ぎ続ける
費用対効果を計測する
何より広告費を使って顧客獲得をするわけですからどの程度の効果があったのかを記録しましょう。必ず次回インフルエンサーに広告依頼するときに役立ちます。
先にインフルエンサーマーケティングする際に、取り上げられた後のユーザー動線を確立する話をしましたが、実際にどのぐらいのユーザーがその動線を辿ったかを把握する必要があります。
例えばグルメサイトのリンクを使用して予約に繋げるユーザー動線を確立した場合は、、、、
2.グルメサイトコンバージョン数(予約や電話)との比較
3.インスタグラム投稿のアベレージインプレッションと直近の投稿の比較
4.インスタグラムアベレージエンゲージメント数と直近の投稿の比較
次回来店してもらう施策
せっかく得ることのできたインフエンサー動機の来店を次回の来店へと繋げたい、そう考える飲食店は多いと思いますがなかなか実現できないのが現状です。インフルエンサー動機の来店者がまた来店したくなる動機はいくつかあると思います。
2.期待以上のサービスだった
3.期待以上の体験だった
4.違う料理にも興味があった
5.その他
2.指定の記載事項付き投稿で次回来店時特典を設ける
最後に
弊社はグルメサイトの閲覧数が減り、V字回復が見込めないと判断し、Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)とインスタグラムの運用に切り替えて頂き運用してもらうようクライアント様にお願いしてきました。そこで得られた利益を基にインフルエンサーマーケティングに投資するのが最良と考え本記事を作成しました。
実際にインフルエンサーマーケティングに投資する額の回収も短期間で行えるため非常に便利な、有益な広告の打ち方だと考えております。まずは少額なマイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサーを使い手応えを確かめてみましょう。
弊社では下記のプランをご用意しております。
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また実際にインフルエンサーマーケティングを行ったクライアント様の成功事例もご紹介しております。