新たなキャッシュポイント!飲食店がサブスクリプション型ビジネスモデルで得れる5つのメリットは?
2019年、飲食店が絶対に取り組むべきサービス、それがサブスクリプション型サービスです。
昨今耳にされる方も多いのではないでしょうか?定額制見放題の動画配信サービス、月額料金で使い放題のジム、定期支払いで毎月商品が届くサービス、様々な形で提供されているサブスクリプション型ビジネスがいよいよ本格的に飲食の世界まで飛び込んできます。
改めてサブスクリプションサービスについて説明すると、毎月一定額をユーザーから支払ってもらい、一定のサービスをユーザーに提供し続けるサービスです。
もうすでに飲食の世界でもいくつかサービスが開始されてますので一部ご紹介いたします。
12杯食べれば元が取れる!ガッツリ系本格ラーメン『野郎ラーメン』月額8,600円(税抜) で食べ放題!
2017年にスタートした定額でラーメンが食べ放題になるサービスとしてで話題にもなりました、飲食サブスクリプション型ビジネスモデルです。
ターゲット層はだいぶ限定されますが(二郎系ラーメンにつき量感が一般的ではないため)徹底的に二郎系ラーメンファンを囲い込むサービスです。
ユーザーは元を取りに行くため必然的にリピーターになりますね。自社でアプリまで開発してしまったところに意気込みを感じますね。
サラリーマンやOLに優しい、利用頻度から選べ、60店舗からメニューを選べるPOTLUCKのチケット型テイクアウトサービス!
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— POTLUCK(ポットラック) (@potluck_tokyo) January 10, 2019
こちらはチケット型サービスで、月額料金に応じて、チケットが提供されます。月額料金が高くなればチケット(回数券)が増え、1食辺りの料金が安くなります。
サービスエリアはまだまだ広くはありませんが、近郊勤務のサラリーマンやOLはWEBで注文し受け取り時間まで指定できるため貴重なランチタイムを有効に使えます。
他にもfavyが運営する『29ON』や『coffee mafia』、フレンチのサブスクリプションサービスを展開する『Provision』等があります。
実際に飲食店がサブスクリプション型サービスを導入すると、どんなメリットが店舗側にあるのかを考えてみましょう。
【メリット1】新たな飲食店のキャッシュポイント
これまで飲食店では、来店時に支払いを済ませる前払い、退店時に支払いをする後払いの時のみ売り上げが発生しましたが、サブスクリプション型ビジネスは店舗外で売り上げが発生します。
飲食店オーナーであれば誰しもが待ち望んだ店舗外でのキャッシュポイントですね。
サブスクリプション型ビジネスで得る店舗外で発生する売り上げは、飲食店オーナーには、特に支払い面では目からウロコのシステムではないでしょうか?
【メリット2】月初により明確な売り上げ目標が立つ
サブスクリプション型ビジネスでは月初に登録しているユーザー数×月額料金で売り上げが立つため、より明確な売り上げ目標を立てることができます。
これにより仕入れを的確にできるため、食材ロスを抑えることができ、結果、食材原価を下げる効果が期待できます。
【メリット3】これまでは困難であったリピーター獲得
サブスクリプション型ビジネスを導入することで、ユーザーが必然的に来店します。ユーザーは支払った料金よりもお得になるよう、来店頻度をあげます。
これにより擬似的にリピーターを作り出すことに成功します。ユーザーは料金を気にせずに食事をとることができるため、食事に対する価値観が変わるのではないでしょうか?
これまで以上に食事の時間を愉しむことができるようになるかもしれません。
【メリット4】ユーザーが新規顧客を呼ぶ
ユーザーは1人で来店する場合もあるかと思いますが、大抵の場合、2名以上で来店するのではないでしょうか?
サブスクリプション型ビジネスに課金するユーザーは、新規顧客を連れてきてくれる、有り難い顧客なのです。新規顧客獲得は、飲食店のみならずあらゆる業界、業態で永遠に取り組まなければならないことの1つです。
サブスクリプションサービスを導入することで、これまで店舗側のコントロールのみでしかなし得なかった新規顧客獲得、リピーター確保まで、実験することになります。
【メリット5】一定の割合で課金未利用ユーザーもいる
中には月額料金を支払っているにもかかわらず、来店しない、または、来店頻度が極端に低いユーザーも存在します。
つまり、サービスを提供していないユーザーの課金まで売り上げとなってしまうのです。表面的には喜べませんが、サブスクリプション型ビジネスを導入するメリットの1つでしょう。
未利用ユーザー比率は、新たなビジネスモデルにつき、まだまだ情報不足であはら不明な点はありますが、現在あなたが課金しているサブスクリプション型サービスを思い浮かべてみれば一目瞭然かもしれません。
そのサービス毎日使ってますか?
使ってないサービスへの月額料金支払ってるかもしれませんね。
まとめ:飲食店サブスクリプション導入は中長期では高確率でメリットだらけ
最後に、デメリットについて考えてみましょう。
食べ放題サービスの場合、ユーザーの利用率によっては、導入したサブスクリプションサービスのBEP(損益分岐点)を割り、赤字をもたらすユーザーも出てくるかもしれません。どんなサービスであれ、ヘビーユーザーはマイノリティですよね。
また、そもそも月額課金をしてくれるユーザーの獲得そのものに苦労するかもしれません。 こればかりは、ひたすらユーザーにメリットがあるサブスクリプションサービス内容を提案していくしかありません。
上記の一例は、スタイル、業態は違えど、各サブスクリプションサービスをどれだけ利用するればユーザーにとってメリットがあるか明確になってます。 サブスクリプションサービス内容をユーザー目線で練りに練って考え、かつ、赤字が出ないような仕組み作りをしていくことが大事でしょう。 あまりデメリットは感じませんね。
もう一つだけ飲食サブスクリプション型ビジネスモデルをご紹介いたします。
月額500円(税別)でランチが食べ放題になるフリーランチ
JR中央線西荻窪駅からほど近い場所に店を構える『TKG食堂』では、月額料金500円(税抜)でたまごがけごはんが食べ放題になるサブスクリプションサービスまで存在しています。
追加のトッピングは有料ですが、シンプルなたまごがけごはんが故にトッピングオーダー率は高そうですね。すでに成功しているサブスクリプション型ビジネスモデルだそう。 飲食店オーナーは一度試してみるのがいいでしょう。
サブスクリプション型サービスに関して導入に関してのご相談を承ります。
自社で立ち上げるのか、プラットフォームを使うのか、方法はいくつかごさまいますので下記よりご相談ください。